歴史的3つの歩くコース万葉物語
106.5km
日本人独特の感性を想いおこさせる心と体をリラックスさせるコース。
鏡山大神社
神功皇后とゆかりが深い神功皇后が新羅へ出兵する道すがら、現在の鏡山の丘に天の神・地の神を祀って必勝祈願したとされています。



万葉歌碑
万葉集に詠まれた歌を刻んだ石碑。万葉集に詠まれた歌の中で、香春町では地方としては多い、七首の歌が詠まれています。九州に赴任した皇族、河内王がこの地で薨去された墓があり、その恋人もしくは妻である手持女王の詠んだ歌が多く残っています。
手持女王(鏡山伽藍松前) 王の親魄逢へや豊國の鏡の山を宮と定むるなつかしいあなたの御心によほど叶ったのだろうか。
あの違い豊国の鏡の山を墓所と定めなさったのは。
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抜気大首(香春 須佐神社 境内) 豊國の香春は我家紐の児に
いつがり居れば香春は我家愛する、紐児が側にいると心が和み、
旅の苦労も忘れ、まるで我が家に居るような
心地がします。 -
按作村主益人(鏡山大神社 参道 鳥居側) 梓弓引き豊国の鏡山
見ず久ならば恋しけむかも毎日見ている豊国の鏡山も久しく見ないでいたら
恋しくなることであろう。 -
⼿持⼥王(勾⾦陵墓参考地(河内王)側) 石戸破る手力もがも手弱き
女にしあれば術の知らなくお墓の石の戸を破り河内王を呼び戻したいが、
か弱い女であるので、その術がありません。 -
手持女王(鏡山 鏡ケ池 入口付近) 豊國の鏡の⼭の⽯⼾⽴て
隠りにけらし待てど来まさず河内王は豊国の鏡⼭のお墓に⽯⼾を
立ててこもってしまわれたらしい。
いくら待ってももう帰っては来られない。 -
抜気大首(鏡山 石鍋口) 石上布留の早稲田の穂にはいでず
心のうちに恋この頃あなたへの想いは顔色に表わさないが、
心のうちで恋しく思っているこの頃である。 -
抜気⼤⾸(呉 眼鏡橋横) 斯くのみし恋し渡ればたまきはる
命もわれは惜しけくもなしこれだけ恋しく想い続けているので、
苦しくてならない。
こんな苦しい想いをするくらいなら
私は命も惜しくはありません。

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